散歩の季節ですが・・・
マダニ対策を忘れずに!!
散歩のときに草むらなどで獲物を待っているマダニ。日本の犬や猫に寄生するマダニは多くの種類があります。地域によって多少の差がありますが、秋は産卵が終わって幼ダニや若ダニが活躍する季節です。
マダニはバベシア症という恐ろしい伝染病を媒介します。マダニの吸血によってバベシア原虫が犬の体内に入ると、赤血球に寄生して重い貧血を起こし、ひどい場合には命に関わる事もあります。そしてこのバベシア原虫はマダニの卵の段階で保有している場合もあるので、幼ダニや若ダニの対策がとても重要です。
やっと秋の気配ですね
猛暑といわれた今年の夏も、えっ?と思う速さで秋の気配に変わりました。
この夏、うちの患者様たちにはしつこいくらいに「エアコンかけてくださ~い!」とお願いしていました。小型犬はもちろん、中型、大型問わずに可能な限り室内でエアコン生活を送ってもらいました。おかげで、思ったより夏バテでダウンする子が少なくてほっとしました。
ところが、エアコンが原因でしょうかこの頃皮膚のトラブルのわんちゃん達が わんちゃんの皮膚の「水分バリアのトラブル発生=乾燥」が原因のようです。 気をつけてあげてください・・・かゆみや赤み、フケやべたつきといった症状はありませんか?
正常な皮膚は常に「水分のバリア」によって、いろいろな(アレルゲンや病原性微生物などの)刺激から守られています。「保水」はスキンケアの基本です。適切なシャンプー剤や保湿用製品を上手に組み合わせて、トラブルのない皮膚を取り戻してあげてください
処方食
動物病院においてあるペットフードをよくご覧になったことがありますか?動物病院には健康なわんちゃんネコちゃんも来院されるので、処方食(療法食、治療食ともいいます)には「今はまだ関係ないわ・・・」という飼い主様もいらっしゃいますよね。
我が家には生後1ヶ月半頃に交通事故にあい、骨盤骨折、大腿骨骨折したオスの猫がいます。残念なことに後肢は切断せざるを得なかったのですが、順調に育ってくれました。しかし、骨盤が狭くなり便秘になるという後遺障害に苦しむようになりました。再び骨盤の手術をしたのですが、育ち盛り食べ盛りの食欲の割には、狭くなった骨盤腔のため一日何度も排便し、一回の便の量は少なくて苦しそうでした。
そんな時、新しい処方食が発売され「これだ!」と早速食べさせました・・・翌日、なんと素敵なウンチくん ふんわりとつるんっと軟らかい うらやましいくらいのウンチくん
お味も気に入ったようで、美味しく食べて悩みも解消。食べてるだけで生活の質が良好になったわけです。「たかがフード、されどフード」 獣医師の私が何を今更とお思いでしょうが、身をもって?実感したこの効果!
待合室には 減量、心臓病、腎臓病、皮膚病、関節疾患、脳の老化予防、尿結石を溶かした り歯石がつきにくい食事etc 多くの処方食が並んでいます。一度ゆっくりご覧になって見てください お試しになりたい時は遠慮なくご相談ください。サンプルもご用意しています
待合室で
具合が悪くて来院しているワンちゃんやねこちゃん達、出来る限り待ち時間のないようにスタッフ一同心がけて頑張っています。治療内容により順番が変わる事もありますが、「待ち時間が長すぎる」とか「順番がおかしいわ!」と思われたら、遠慮なくスタッフに声をかけて下さい。また、重症、重態と思われる時には受付時にその旨をお伝えください!
当院では、お待ちの間に飼い主様向けのDVDをご覧いただけます。去勢・不妊手術、肥満と減量、心臓病、下部尿路疾患、慢性腎不全などよくある疾患をわかりやすく解説してあります。診療の前後に関わらず、興味のあるDVDがあれば、ご覧ください。
また、「家族でゆっくりじっくりと見たいわ~」、とお考えの方には、貸し出しもしております。スタッフまで遠慮なく声を掛けてください。
残暑お見舞い申し上げます
気がつくと立秋も過ぎましたが、いやいやまだまだ盛夏といってもおかしくない暑さですね
約1ヶ月間ご迷惑かけましたが、この度、病院のリフォームもやっと終わり8月からリニューアルした設備で診療を再開いたしました
待合室、診察室、入院室をワンちゃんねこちゃんをそれぞれ独立させた、ペットに優しい病院を作りました。特に、ねこちゃんはおうちを出たときから、ストレスの塊ですものね・・・
少しずつ写真もアップしていきますね。
暑いですね
猛暑日を記録するところが続出 ワンちゃんねこちゃんも熱中症に十分気をつけてください
人と違って自覚症状が言えないワンちゃんねこちゃんです。早くその変化に気付いてあげられれば、脱水症状の改善等で回復します。しかし、熱中症で病院に運ばれて来る子のほとんどが重症です。最善を尽くしても亡くなってしまう事も珍しくはありません
暑い日のお出かけに連れて行くよりは、エアコンのお部屋でお留守番・・・っていうのが一番の予防策かも
わんちゃんのデイケア
「ペットの高齢化」については、もうずいぶん以前から感じていた事ですが・・・先週あたりからうちの病院はおじいちゃん犬・おばあちゃん犬で入院室は賑やかです
慢性の心臓疾患で絶対安静のわんちゃん、老齢性の前庭疾患(平衡感覚の疾患)でずっと横になっているわんちゃん、痴呆症でなき続けるわんちゃん、はたまた17歳でも発情出血している元気で可愛いおばあちゃん犬など・・・
わんちゃんのお世話でちょっと疲れたときに、わんちゃんのデイケアを利用してください。ちょっとしたお世話のコツやアドバイスをお話できると思いますよ
院内改装中です
毎日、蒸し暑い日が続いていますね。
皮膚病で来院される患者さんが増えてきました。皮膚の炎症を抑えたり、かゆみを抑えるのに「脂肪酸療法」があります。ω-3脂肪酸という成分を高配合した療法食をお奨めしています。かゆみでお悩みであれば、一度ご相談ください。
さて、現在 院内改装中のため、大変ご不便をかけております。7月末には、現在の病院をリニューアルし、さらにネコ専用病院を併設いたします。もちろん、今までどおり、わんちゃんも診療いたしますよ~
待合室・診察室(犬用は2室)・入院室を完全にわんちゃん用、ネコちゃん用と分離するため、最大限にストレスを排除した、動物に優しい病院です。 もうしばらく、お待ちくださいね
いよいよ
昨日、チビちゃんという長~いお付き合いのわんちゃんが亡くなりました。悪性黒色腫という病気でした。若い頃は、少しの間も診察台でじっとしていられないくらいのヤンチャさんだったチビちゃん。ご家族の温かな看護と愛情に包まれて、術後は穏やかな日々を過ごせたと思います。
私たちは、チビちゃんは病気に負けたのだとは思っていません。天寿を全うして召されたのだと思っています。 さようなら チビちゃん。ゆっくりおやすみ