猫のフィラリア症
フィラリアは犬の心臓の寄生虫で、恐ろしい病気を引き起こします。
最近になってフィラリアは犬だけでなく、猫にも感染し、脅威を与える事がわかってきました。感染率に地域差はありますが、最新の調査(東京都、新潟県)では約11%の猫が抗体陽性と報告されています。これは、猫白血病の陽性率6.6%より高いのです!
フィラリアを媒介する蚊は特別な蚊ではないため、身を守る最大の方法は予防です!
フィラリアの成虫が、心臓や肺の血管に寄生すると、血液のめぐりが悪くなり、心臓、肺、肝臓に障害を起こします。猫の場合、犬と違って何らかの症状が出てきたときは、すでにフィラリアは猫の体をむしばんでいて、突然死をもたらす事もあります。
症状として、しつこい咳・呼吸困難・嘔吐・疲労・元気消失などで「これがフィラリアの症状」という特徴的な症状がないのも診断を難しくする理由です。
蚊が発生する期間(山口市では5~12月)、月一回の投与で予防が可能です。ノミや回虫、ミミヒゼンダニの同時予防も出来るスポットタイプの予防薬があります。
是非、ご相談ください。