「猫の診察室」 その2
猫の武器は「歯」に「爪」が加わり、柔軟性と瞬発力と垂直跳躍力・・・そうです「壁を走る猫」になるんです
猫ちゃんも飼い主様もスタッフも、怪我なく無事に診察や処置を行うために、当院は 待合室と診察室は犬猫完全分離にしたのです。そして、診察室で心がけている事は、
●猫ちゃんを診察する前に飼い主様と十分に問診をします。(猫ちゃんは短時間しか我慢できません。お気に入りのキャリーでのんびり待っていてもらいましょう)
●キャリーからは飼い主様から出してもらう(飼い主より獣医師や看護士を好きな猫はいません!)
●私達は猫を直視したり、「可愛い~!」なんて大きな声で挨拶しません。(嫌いなわけじゃないんですよ!)
●飼い主様にリラックスしてもらう会話(飼い主様の緊張は敏感に猫ちゃんに伝わるのです!)
「猫の診察室」 その1
当院は犬と猫の待合室と診察室が完全に分離しています。
猫は犬よりも恐怖や不安、音や臭い、直視されることにも敏感です。そして、その恐怖や不安から可能なら「逃げたい、隠れたい」といった行動を選択します。(キャリーから出てこない、診察室の隅に隠れる猫ちゃんですね)
しかしそれが叶わない時、猫は「攻撃」こそが不安や恐怖から逃げる一番の方法と認識し、強い拘束はますます恐怖心を煽りその結果、飼い主様も見たことのない凶暴猫に豹変!! 診察どころではなくなってしまいます。